SL絵本の紹介と、SL乗車体験談!
「はしれ!みんなのSL」
著者:溝口イタル
出版社:交通新聞社(でんしゃのひみつ)
鉄分/★★★★★
文字数/多め
読んであげるなら/約15~20分
ページ数/32p
溝口イタルさんのSL絵本。でんしゃのひみつシリーズは、これまでのような表面上の格好良さだけを取り上げた電車絵本とはちょっと違い、「仕組み」「作り方」「ルール」などが分かるように描かれています。
この絵本内では、SLはなぜ走るのか?がかなり詳しく、しかし子どもにもとっつきやすい絵で説明されているのですが、大人の私が読んでも、ボイラーで暖められた蒸気がなぜSLの動力になるのか、いまいちピンと来ていません。なので息子もボンヤリとしか理解していません。これは…物理学…?仕組みって、むずかしい。
ただ、この絵本を読んでからSLへの興味が深くなったみたいです。この絵本で出てくるSLのモデルになっているのは、実際に北関東を走る秩父鉄道のSLパレオエクスプレス号。
息子は春休みに実際に乗車してきました!見て見て!本物よ! ↓
駅に入ってくるときに鳴らされた汽笛が想像以上に大きすぎて、最初はビビっていましたが、 客車に乗ってしまえば音も煙もほとんど気になりませんでした。乗り心地は快適。
秩父鉄道は羽生から三峰口まで、埼玉県を横断するように走っているローカル路線です。SLは土日や夏休みなど限られた日程での運行、しかも一日に一往復だけですので、乗車を検討される場合はまずホームページで運行情報を確認するところから始めましょう。運行区間は熊谷から三峰口です。
せっかくだからと言って全区間乗りたくなりますが、子連れには結構しんどいかもしれません。そもそも、運転スピードがかなりゆっくりです。飽きちゃう子もいると思うので、オヤツやお弁当を持ち込むのが良いでしょう。
子連れにおススメなのは、熊谷~寄居間の乗車です。停車駅は少ないですが、約50分間で下車となりますので、オヤツ食べてうたた寝するくらいで着きます。息子4歳には、ちょうどいいくらいでした。
ちなみに熊谷~三峰口までの全区間乗車の場合、2時間半かかりますよ。
↓ 熊谷駅にて
動輪、大きい!と見入っていました。
煙もくもくにも感動していました。
絵本で見たものに実際乗れるって、うれしいですよね。いい体験になったと思います。夏休みなどにいかがでしょう。
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