平々凡々 くさむらの日々

団地住まいの自然派。描いて作ってたまに金継ぎ。

中華鍋で焼き芋、土鍋で黒豆煮

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冬になると、台所では直火調理器具が大活躍します。

電子レンジもオーブンもトースターさえ持たない我家、あらゆる料理は全てガスの火に頼っています。

 

最近ハマっているのは中華鍋でじっくり作る焼き芋。と言っても濡らしたキッチンペーパーで包みさらにホイルで包み、超弱火で鍋の中に転がしておくだけ。30分もすればホクホクです。たいして面倒見なくていいので、コンロで焼き芋している間、朝ごはんの片付けなどをしています。

 

出来上がったら昼ごはんのお弁当にしたり、その日のオヤツにしたり、いちょう切りにしたものに柚子ジャムを和えて夜の一品にします。

 

土鍋は日常的に使いますが、特に豆を煮るのに便利。グツグツしたと思ったら布でくるんで保温しておけば煮豆ができます。

黒豆は一晩浸けておく必要がないので、特に簡単。

 

この煮豆は朝から煮て夜には食べました。

朝、醤油とみりん入りの煮汁に入れて煮立たせてタオルで包み→昼にまた煮立たせて包み→夕方また煮立たせて、味を見て砂糖などで調整して完成。一晩おくと真っ黒く味が馴染んで美味しい。

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柔らかいのより、ちょっとだけポクポク歯応えの残っているのが好きです。煮物が美味しい季節になってきました。

金繕いも布繕いも同じ

作業としては全く違います。

金繕い(金継ぎ)と布の繕い。

でも私にとってはものを大事にするという意味では、どちらも同じ感覚で向き合っています。

 

よく着ているネルシャツの袖が傷んで、洗濯機の暴挙で穴が開いてしまいました。

今朝はそれのお直し繕い。

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最近、ダーニングと言ってお直し手法が流行ってますが、ダーニングはオシャレですが、オシャレではないお直しは割と何年も前からやっていました。

 

骨董市で、古い布を見たことがきっかけでした。使い古されて柔らかくなった麻布、目の詰まった綿布、よくみると所々、当て布がされていたり、色糸で穴を塞いであったり、そんな工夫を施された布に出会うことがあります。

物が無かった時代の知恵だとは思いますが、右から左へポイポイする今の時代にあって、特にその精神が美しく思えたのです。

 

のちにまた、昔布の繕い痕は紹介したいと思います。

 

とにかく私は感動して、それからは自分も洋服の穴や傷みは繕うようになりました。そうすると寿命が伸びます。

 

その上でもういいかな、と思うほど着たら、捨てずに四角く布を切り出しだして布巾にしたり、息子の服にリメイクしたり、掃除用具にしたり、何かに使うこともしばしば。

 

で、今朝のお直し。

 

はい、完成。

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かわいい。

 

 

大事にするって心地よいです。

 

金継ぎのホームページはこちら

https://kusamura.net

鬼胡桃を割ってどうにかする

息子はナッツやドライフルーツが好きです。

農協で、これクルミだよと、この中にクルミ入ってるんだよと殻の状態で売られているのを見せたら、買うと言うのです。

なので仕方なく、よりによって面倒くさい鬼胡桃を購入しました。

 

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これだけあっても中身は大した量にとれないのよね…。

 

一晩水に浸けておいて、次の日に中華鍋でじっくりと乾煎り。すると


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わずかに隙間ができるので、そこに包丁を入れてグッと力を込めると


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パカッと割れました。

 

本当に大変なのはここから先で、アイスピックを使ってひたすら中身の取り出し。ホジホジほじほじ…

 

ほじっていると油分の多さに気がつきます。なるほど木製品のオイル仕上げに使われる訳だと、実物を触っていると納得できます。

 

取り出せた中身は200mlの計量カップ一杯ほど。とほほ、こんなに時間かけてこれだけか。

取り出し作業で既に細かくなってしまったので、さらにスリコギで潰して味噌と甘酒を入れて、胡桃の甘味噌にしました。

 

食べたい食べたいと言っていた息子は…胡桃味噌にしたらあまり食べてくれません。なぜだー。

カリンを頂いたので

黄色く熟すのを待ってから、カリン酒と蜂蜜漬けを作りました。

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虫食いになっていた部分は、少し食われている程度なら水洗いして粉を落としてよく乾かして使いました。

ホワイトリカーだとツンと鼻をつくアルコール臭が強烈なので、今年は米焼酎で試してみました。度数もホワイトリカーより低い25度。過去には日本酒で梅酒を仕込んで上手くできたし、まぁ大丈夫でしょう。

我家の果実酒はいつも氷砂糖ではなく、甜菜糖。これも毎年特に問題ないです。

 

カリン酒は出来上がりが遅いので、来年用です。一年おくと美味しいらしいです。

 

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蜂蜜漬けは冬の風邪に対する備えです。発酵して欲しくないので、レモン果汁を少し入れて冷蔵庫で保管しています。楽しみの種まき。

 

良いエキスたっぷり出してね、カリンさんお願いします。

新しい建築物に対して思うこと

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大学で空間デザインというものを学んだので、少なからず建物とか空間とか自分の周囲を包む環境に対して興味があります。

いつもの窓から見える景色が変わるたびに、今度は何が建ったのだろう?と気になるし、心地良さそうな場所なら行ってみたくなります。

 

つい最近、東急沿線に新しい人寄せスポットがオープンしました。それに合わせて駅空間もリニューアルされていました。

電車の窓から見えたのは、きらびやかな、新しく整えられた空間、建物、街。なんでもそうですが、目新しいうちはいいですよね。魅力的に見えます。

 

だけど空間の本当の価値は、そこにはないと常々考えています。新しいうちは、新しいってだけで人が来るものです。それより重要なのは、新しくなくなった時です。新しくなくても、人が寄りたくなるような場所なのか?建物自体は経年変化によってどう変化するのか?

真の価値は、時が経って初めて判断できると思っています。

 

個人的に好むのは、時を経て劣化するのではなくて、味わいを深めるようなシンプルな建築物です。整備が大変だと対応しきれなくなって劣化を招くだろうし、維持にお金のかかる設備はお財布が寂しくなった時にやめてしまうかもしれない。あれもこれもと詰め込むと、何かと大変だなあと思うのです。シンプルにまとめれば悩みも少なく済みそうなものだけれど…今回整備された街はどうでしょう。

駅構内に滝が流れていたし、階段には何やら素晴らしく沢山のLEDがばら撒かれて眩しいほどの光を放ってたし…十数年後にこの滝が枯れたりしないだろうかと他人事ながら心配になります。

 

そもそも建築物というのは使わなくなった時には巨大な粗大ゴミになるわけで、私としてはそのあたりも気になって仕方がないのです。

 

とはいえ一個人ができることは限られているので、とりあえず、これからの町の変化を静かに見守りたいと思います。

 

朝焼けに思うことつらつら

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刻々と明るくなる朝の空。

昨日と同じ日はないのでしょう。

また明日、また来週、また来年と言うけれど、“また”の機会が巡ってくるなんて、誰が決めたわけでもない。またきっと、巡ってくるに違いないと、私たちが思い込んでいるだけです。

絶対はないのです。

 

だからこそ

できる時に精一杯やらなければ、後悔が残ります。

自分に甘いと、「あの時…」と、後悔が残ります。

 

後悔って気持ち悪いです。心がざらつく。いつまでもザラザラします。

なぜ悔いが残るって、きっとそれは自分が納得できていないからでしょう。誰かから評価されたとかされないとかの結果じゃなくて、自分が納得できたかどうかで、後悔するか否か決まるのだと思います。

誰かからの評価なんてオマケみたいなものなのに、残念なことに後悔のある人は自分に負い目があるから、自分の得られなかった資格とか時間とかを持っている人に対して厳しい目を向けたりして、人同士の関係性に本来なら要らぬフィルターがかかり、そのせいで歪む気がします。なんか勿体ないです。

 

誰かからの評価を気にするよりも、自分がどうしたいのか、それを満たしてあげられたかどうかのほうがきっと、ずっと大事。

 

後悔しないように、日々コツコツ積み重ねていきたいと、今日も平和でありますようにと、なんとなく思った朝でした。

どんぐりの季節

公園にどんぐりの木が一本あれば、子どもはそれだけで1時間遊んでいられます。

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昨日行った公園にも、シラカシがありました。

風でも吹けば、ポトッと、どこかでまたどんぐりの落ちる音がして、そのたびに少しだけ楽しい気分になります。

息子は足元に散らばるどんぐりの中から、まだ落ちたばかりの帽子のかぶったのや、枝についたままのものや、緑色をしたものや茶色になったものをいちいち「ホラー!」と言いながら、嬉しそうに拾います。

せっかくなので、木の枝に実っているのも見せて、いくらか取らせてやりました。嬉しそうにしていました。

木に実って、それが落ちて、やがて芽吹く。すぐじゃなくていいので、遊びながら、そういう自然の循環があることに気付いてもらえたらいいなと、密かに思いました。

そのうち、どんぐり育てて見せてあげたい。